【Linux】
vimで使用できるコマンドをまとめました
vimコマンドの使い方
投稿日 2022/06/11 更新日 2022/06/11
こんにちは。当サイトの管理者「元木皇天」です。
今回はファイルの詳細な種別を確認する方法について解説いたします。
環境
OS:Kali Linux Ver5.15
vimコマンドとは
vimコマンドはviを拡張したコマンドでファイルの編集を行うことができるコマンドです(つまりテキストエディタ)。
windowsとかでいう「メモ帳」とか「サクラエディタ」に当たるようなものです。
vimコマンドで指定したファイルを開き、編集・保存ができます。
vim ファイル名
文字を入力する方法
テキストエディタである以上文字が入力できなくては話になりません。
vimでは大きく「入力モード」と「コマンドモード」があります。
一般的なWindowsのメモ帳のように、文字を入力したりするには「入力モード」に切り替える必要があります。
入力モードに切り替えるには、vimコマンドでファイルを開いた後に以下のいずれかのコマンドを入力する必要があります。
コマンド | 説明 |
---|---|
i | カーソルが当たっている箇所の前から入力ができるようになる |
a | カーソルが当たっている箇所の後ろから入力ができるようになる |
I | カーソルが当たっている行の先頭から入力ができるようになる |
A | カーソルが当たっている行の末尾から入力ができるようになる |
o | カーソルが当たっている行の下に空白行を挿入し、そこから入力ができるようになる |
O | カーソルが当たっている行の上に空白行を挿入し、そこから入力ができるようになる |
色々と書き出しましたが、個人的に「i」を押せば入力モードになるということだけ覚えておけばなんとかなると思います(笑)。
ただし、LPIC等の資格を受験するのであればそれぞれの違いを理解しておく必要があるので注意が必要です。
また、入力し終えたら入力モードを解除する必要があります。
入力モードを解除するには「escキー」を入力してください。
変更内容を保存する方法については次の項を参照してください。
vimを閉じる方法(保存方法含む)
vimで開いたファイルを編集したら、vimを閉じる必要があります
閉じるには以下のコマンドを使用します(vimを閉じるには「コマンドモード」で実行する必要があります)。
コマンド | 説明 |
---|---|
:q | ファイルを保存しないで終了する(編集した場合は編集内容を破棄するか確認がある) |
:q! | ファイルを保存しないで終了する |
:w | ファイルを保存する |
:wq | ファイルを保存して終了する(ZZと同じ) |
ZZ | ファイルを保存して終了する(:wqと同じ) |
個人的に「:wq」だけ覚えておけばとりあえずいいと思います。
コマンドモードでの編集方法
入力モードではWindowsのメモ帳のように、編集できますが、コマンドモードを使用することで効率的に編集することもできます。
コマンドモードで使用できるコマンドは以下の通りです。
コマンド | 説明 |
---|---|
x | カーソル位置の文字を削除する(deleteキーを押した時と同じ動作) |
X | カーソル位置の手前の文字を削除する(backspaceキーを押した時と同じ動作) |
dd | カーソル位置の行を削除する |
dw | カーソル位置から次の単語の位置まで削除する |
yy | カーソル位置の行をコピーする |
p | カーソル位置の行の下にペーストする |
P | カーソル位置の行の上にペーストする |
また各コマンドの前に数字を入力することで、その数字分編集を行うことができます。
例:カーソル位置の文字を5文字削除する
5x
例:カーソル位置の行を5行削除する
5dd
また、指定した文字列を置換することもできます。
置換する方法に関しては以下の記事を参照してください。
ファイル内を検索する方法
vimで開いたファイル内を検索することもできます。
使用するコマンドは以下の通りです。
コマンド | 説明 |
---|---|
/検索文字 | カーソル位置から後方に向かって検索を行う |
?検索文字 | カーソル位置から前方に向かって検索を行う |
以下はファイル内を「test」というキーワードで検索している例です。
/test
まとめ
vimコマンドでは色々できます