【Linux】
コマンドでファイルやディレクトリを削除する方法

rmコマンド・rmdirコマンドの使用方法

投稿日 2022/06/01 更新日 2022/06/01


こんにちは。当サイトの管理者「元木皇天」です。

今回はLinuxのコマンドを使用してファイルやディレクトリを削除する方法について解説いたします。

環境
OS:Kali Linux Ver5.15

ファイルを削除する方法

ファイルを削除するにはrmコマンドを使用します。

rmコマンドは以下のように使用します。

rm [オプション] ファイル名またはフォルダ名

オプションには以下のようなものがあります。

オプション説明
-fユーザへの確認なしに削除する
-i削除する前にユーザに確認する
-rまたは-Rサブディレクトリも含めて再起的にディレクトリを削除する

実際に削除する例は以下の通りです。

ここでは、カレントディレクトリ内の「sample.txt」ファイルを削除します。

rm sample.txt

なお、WindowsなどのGUIで行う削除とは違い、ゴミ箱にファイルが移動するわけではなく、そのまま完全に削除されるので注意が必要です。

ディレクトリを削除する方法1

次にディレクトリを削除する方法2つのうち1つ目を紹介いたします(どちらかというとこっちを使うことが多い)。

ディレクトリも先ほどと同じ「rmコマンド」で削除できます。

実際に削除する例は以下の通りです。

ここではカレントディレクトリ内の「sample」ディレクトリを削除しています。

rm sample

しかし、このコマンドではディレクトリ内にファイルやディレクトリがある場合エラーになります。

このような場合は-Rオプションを指定してください。

rm -R sample

ディレクトリを削除する方法2

ディレクトリを削除する方法もう一つの方法を紹介いたします。

ディレクトリを削除するもう一つの方法は「rmdirコマンド」を使用する方法です。

実際に削除する例は以下の通りです。

ここではカレントディレクトリ内の「sample」ディレクトリを削除しています。

rmdir sample

しかし、このコマンドでは空のディレクトリのみ削除することができます。

そのためディレクトリの中身をrmコマンドで削除してから、rmdirを実行する必要があります。

私が知らないだけかもしれませんが、このような場合「rm -R ディレクトリ名」を実行すれば一発で全部削除できるので、「rmdir」って使い所ないんじゃないかなと思います。。

まとめ

ファイルやディレクトリを削除するには
rmコマンド
を使用すると良いでしょう。