【Linux】
ランレベルとは
Red Hat系・Debian系別に解説
投稿日 2022/05/07 更新日 2022/05/07
こんにちは。当サイトの管理者「元木皇天」です。
今回はLinuxのランレベルについて解説いたします。
環境
OS:Kali Linux Ver5.15
ランレベルとは
ランレベルとは「SysVinitを採用しているシステムでの動作モードを表すもの」です。
ランレベルを設定することで、レベルごとにどのようなサービスが稼働するかを決定することができます。
また、ランレベルはLinuxのディストリビューション「Red Hat系」「Debian系」でランレベルは微妙に異なります。
次の項で詳細を説明します。
Red Hat系のランレベル一覧
Red Hat系ディストリビューションのランレベルは以下の通りです。
ランレベル | 説明 |
---|---|
0 | 停止 |
1 | シングルユーザモード |
2 | マルチユーザモード(テキストログイン、NFSサーバは停止) |
3 | マルチユーザモード(テキストログイン) |
4 | 未使用 |
5 | マルチユーザモード(グラフィカルログイン) |
6 | 再起動 |
Sまたはs | シングルユーザモード |
-補足-
シングルユーザモードとは、rootユーザのみが使用することができる状態で、システムのメンテナンス時などに利用されます。 また、シングルユーザモードの時は一般ユーザはログインすることができなくなります。
Debian系のランレベル一覧
Debian系ディストリビューションのランレベルは以下の通りです。
ランレベル | 説明 |
---|---|
0 | 停止 |
1 | シングルユーザモード |
2 | マルチユーザモード |
3 | マルチユーザモード |
4 | マルチユーザモード |
5 | マルチユーザモード |
6 | 再起動 |
Sまたはs | シングルユーザモード |